某研究施設に勤務する研究者です。研究や趣味の麻雀のこと。

天鳳成績管理ツール
最終更新 2011-03-04

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牌譜解析記事まとめ
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【牌譜解析】中盤過ぎたらどんだけ危険か?
少しずつだけど、最初のうちは全体的な傾向をつかんで、それから細かい解析に入っていきたいなと思っています。今回は巡目と同卓者の手牌の進み具合です。

まあ僕なんかもよくあるんですが、だいたい集中力が欠けている時ってのは、自分の手しか見ていなかったり、どっかからリーチが入るまでは誰もテンパってないと思ってたり・・・ ほら、心当たりありませんかw

そこで中盤を過ぎたあたりの巡目では、同卓者がどのくらいの割合でテンパイしているのかを調べてみました。
b0126381_19261646.jpg
今回もサンプルデータは天鳳の鳳凰卓です(22万局)。上の図は対局中で各巡目ごとの同卓者(自分も含む)の動向を示したものです。

まずは青色で示した「リーチが入っている確率」を見ましょう。リーチが入っている確率は5~6巡目くらいから少しずつ増えていって、10巡目くらいには50%に達しています。麻雀打っていると2回に1回くらいは10巡目にはどっかからリーチが入っているんですね。

でも、実際にはリーチ以外にも、ダマのテンパイがあったり、鳴いたテンパイだったりもしますよね。

そこで、次に赤丸で示した「少なくとも1人はテンパイしている確率」を見ます。これはリーチ手、鳴いた手、ダマなど全てのテンパイを含みます。こうして見ると、7巡目くらいには、もうテンパイしている人がいる確率が50%もあるんですね。しかも、中盤を過ぎたら、もはや8~9割誰かはテンパってるんですね。

麻雀を多く打っていると、リーチが入ってる確率は経験的に把握している部分もあるかと思いますが、実際はその1.4倍くらいアガれる状態の人がいるんですね。いつも適当に麻雀打ってどっかからリーチが入るまで無警戒な人は赤く塗りつぶした領域をケアできるようになりましょう。

次に、手牌が、テンパイか少なくともイーシャンテンになっている人がいる確率を解析しました。
b0126381_19262416.jpg
この図は各巡目ごとで同卓者(自分も含む)の手牌が悪くてもイーシャンテンにはなっている人がいる確率を表しています。

捨て牌が2段目に入ったら、もうほぼ確実に少なくとも1人は悪くてもイーシャンテンです。そうじゃないケースはほとんどありませんw 中盤8巡目くらいを過ぎると80%程度の確率で2人以上が悪くてもイーシャンテンです。リーチみたいにはっきりと目に見えるもの以外って意外に過小評価しているものじゃないでしょうか。

今回のような解析は、言ってみれば木を見る前の森を見る作業で、あくまでも解析した局の平均的な結果です。ここからは実際に他家がどのような動きをした場合、どのような捨て牌になった場合により可能性として高くなっていくのかなど調べていけたらいいなと思っています。
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by doraaka | 2011-02-23 20:25 | 牌譜解析
【牌譜解析】 この手牌はアガれるのか?
まだ色々と問題は多いけど、とりあえず牌譜の解析ができるようになったので、これから今まで個人的に見てみたかったことなどを解析していこうと思います。ちょっとまだサンプルも少ないんですが後々増やしていこうと思います。

まずは、毎回のようによく感じていたことで、様々な局面で「この手はアガれるのか?」ということに対しての指標を調べてみました。手元の手牌がアガれない可能性が高いことがあらかじめ分かれば、守備的な手組みをして無駄な放銃も避けられるのではないかということです。
b0126381_205498.jpg
上の図は鳳凰卓の牌譜をサンプルとして、巡目ごとの向聴数に対する和了率を調べたものです(向聴数0は聴牌、-1は和了)。

たとえば配牌1シャンテンならば50%弱の確率でアガれることが分かります。配牌で1シャンテンだったりすると、まずアガれると思いがちですが、実際は2回に1回くらいはアガれないんですね。

各シャンテン数ごとの和了率は巡目が進むにつれて下がっていきます。和了率を下げる要因としては流局の他に他家の和了があります。
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この図は巡目に対する聴牌、和了、放銃のカウント数を表しています。この図の聴牌カウントの定義は「対局者中で一番最初に聴牌した巡目」です。

つまり、対局中の誰かが最初に聴牌するのは6巡目くらいになる。また和了は9~11巡目くらいに最も発生するということが分かります。最初の図で12巡目で1シャンテンのときの和了率が10%もありませんが、これには他家にアガられてしまう可能性が高いことが理由にあるでしょう。

そこで、ある巡目で自分が最終的にアガれる可能性が高いか、それとも最終的に他家がアガる、もしくは自分が放銃してしまう可能性が高いかを知っておくことは手を進める上で重要な指標になるのではないかと考えました。
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これは3巡目での各シャンテン数に対する和了率と放銃率、被ツモ率を表しています。念のため定義を確認しておくと、ここで言う和了率、放銃率、被ツモ率は、この後最終的に和了する、放銃する、他家にツモられる確率です。たとえば3巡目で1シャンテンならば圧倒的に和了率の方が大きいのでアガリに向かって手を進めた方が良いと言えます。
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6巡目は誰かが最初に聴牌する可能性が高い巡目で、ここまで来ると、和了率>放銃率となるのは1シャンテン以下に限られました。この段階で3シャンテン以上の場合は放銃率の方が高く、和了率も10%にも満たないので守備的な手組をした方がよいように思います。
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9~11巡目は誰かが和了する可能性が高い巡目で、この段階では自分も聴牌していないと割の良い勝負にならないようです。
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12巡目で1シャンテンだと和了率は10%もないんですね。9巡目くらいからはシャンテン数の増加とともに放銃率が下がる傾向が見られますが、これは自分のアガリの可能性は低いと見切ってオリているからだと考えられます。

まずは手始めにこんな解析をしてみましたが、もうちょっと詰められそうです。たとえば同じ1シャンテンでも愚形-愚形の1シャンテンと完全イーシャンテンではアガりやすさは全然違うだろうし。まあ、暇を見て色々解析してみようと思います。

追記:2011-02-19
巡目ごとのシャンテン数に対する和了率・放銃率の図に被ツモ率データを追加しました。
追記:2011-02-20
サンプルデータを増やして再計算しました。
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by doraaka | 2011-02-19 03:49 | 牌譜解析


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